図で示されるシステム構成全体のアベイラビリティとして、
最も近いものはどれか。ここで A, B, C, D は装置を示し、
個々のアベイラビリティは,A と C は 0.9,B と D は 0.8 とする。
また、並列接続部分については、いずれか一方が稼働しているとき、
当該並列部分は稼働しているものとする。
┌───┐ ┌───┐
┌┤ A ├┐ ┌┤ B ├┐
│└───┘│ │└───┘│
─┤ ├──┤ ├─
│┌───┐│ │┌───┐│
└┤ C ├┘ └┤ D ├┘
└───┘ └───┘
ア 0.72
イ 0.92
ウ 0.93
エ 0.95
【解説】
稼働率を求める問題の解き方は2点に注意します。
■直列の場合は掛ける
┌───┐ ┌───┐
─┤ R1 ├─┤ R2 ├─
└───┘ └───┘
R = R1 × R2
■並列の場合は全体(1)-稼働していない部分を掛ける
┌───┐
┌┤ R1 ├┐
│└───┘│
──┤ ├──
│┌───┐│
└┤ R2 ├┘
└───┘
R = 1 - ( 1 - R1 )( 1 - R2 )
■以上をまとめると今回の問題は
この問題は、このような並列部分が
┌───┐
┌┤ ├┐
│└───┘│
─┤ ├─
│┌───┐│
└┤ ├┘
└───┘
2つ直列につながっていると考えることができます。
よって
全体の稼働率 = 並列につながれたシステムが直列につながっている
=(並列部分の稼働率)×(並列部分の稼働率)
= { 1-(1-0.9)(1-0.9) } × { 1-(1-0.8)(1-0.8) }
= { 1-(0.1×0.1) } × { 1-(0.2×0.2) }
= { 1-0.01 } × { 1-0.04 }
= 0.99×0.96
= 0.9504 ∴エ
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